函館ではいたるところで、町を横断するような防風林を見ることができます。
戦前に起こった大災害である函館大火の後、火事を防止する目的でつくられたものです。
現在では街中で見られる緑の多い広場として、人々の目を楽しませています。
公園や歴史にちなんだ像や石碑などもあります。
実は、以前紹介した函館港まつりも、函館大火の翌年から始まった災害復興のお祭りなのです。それが現在も続いていて、町の一大イベントんとなっていることは驚きです。
さて、先日は豊川町にあるグリーンベルトの一つを訪れてみました。
より大きな地図で グリーンベルト(防風林) を表示
はじめは地図右下のところからです。
両側は車道となっているのですが、近くで見るとなかなか立派な林です。
近くには石碑があり、おなじみの観光案内の看板があります。
「北海道写真発祥の地碑」だそうです。
説明を読むと、19世紀中ごろ、ロシア領事から写真の技術を学び、写真屋を開業した人物のための石碑だそうです。
正直、よくわからない(笑)。
以前紹介した「北海道第一歩の地」の石碑は非常にわかりやすかったのですが……。
さて、電車通りを横断し、グリーンベルトを北西の方角へと進んでいきます。
この先には公園があり、さらに進めば鳥居が見えてきます。
奥にもう一つ鳥居があります。
そこにあるのが、「豊川稲荷神社」です。
ここにも看板があります。
時代でいうと「文久」、先ほどの石碑と同時代のものです。
看板によると、付近の商売繁盛を願って町の有志がつくった神社のようです。
グリーンベルトの端はこの神社になっており、神社の裏には道路を挟んでベイエリアがあります。
ちょうど、以前に僕が友人と行った寿司屋「まるかつ水産」など、飲食街となっています。
奥に見えるのは最近函館にできた「ラビスタ函館ベイ」というホテルです。
立地、風景、施設共に、函館でも一二を争う人気のホテルとなっています。
本当に海のすぐ横に建っています。
通りの写真をどうぞ。
この道をずっと進むと、函館山にぶつかります。
この日は霧が出ていますが、うっすらと函館山が見えます。
帰り道、ネコちゃん2匹を見つけました。
この猫は数年前から同じ場所で仲良く暮らしています。
人にも慣れています。飼い猫なのでしょうか?
ただ、黒の方はちょっとシャイです。
車の下から通りをゆく人々を見つめているようです。
それではまた。
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