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2012年10月18日木曜日

日本の医療保険制度について

日本では医療保険と聞くと、健康保険のことをイメージするでしょう。健康保険は公的なサービスであり、保険証を提示することで、医療費の一部が保険金で賄われるものです。ただ、その一方で、民間の保険会社が販売している医療保険もあります。この二つの違いはなんでしょうか。

まず、日本の医療保険制度について話しましょう。日本では国民のほとんどが公的な医療保険に加入しています。民間企業で働く人は健康保険、公務員ならば共済組合、それ以外の子供や主婦などは国民健康保険に加入します。

ただ、日本では、公的な保険制度でも、怪我や病気で手術や入院などが必要になった際、費用が高額になってしまうことがあります。その部分を補うのが民間の保険事業だと考えればいいでしょう。

日本では基本的な医療保険については加入して当たり前という面があり、民間の保険を補助的に使用します。ただ、世界に目を向けると事情が変わってきます。たとえばアメリカは、世界一の経済大国ですが、保険制度に関して問題を抱えています。アメリカでは保険への加入は任意であり、民間の保険会社が保険制度の中心を担っています。そうなると、当然保険料をケチって加入しない人が出てきます。特に、貧困層での加入率の低さが問題になっています。

そのため、貧困層の子供やお年寄りが、病院に行けばすぐに治るような病気で命を落とすなど、深刻な社会問題を引き起こしています。アメリカが格差社会と呼ばれる理由は、このようなところにもあるのです。

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