おすすめカテゴリ

2012年6月26日火曜日

ドイツ文学とファンタジー

僕の趣味の一つに読書がある。
学生時代には専門書から新書、小説、タレント本、週刊誌など、いろんなジャンルの本に触れてきた。

今もまた本を読んでいる。風呂に入っている時と寝る前に読むのが習慣になっている。
現在はドイツ文学にはまっている。ヘッセトーマス・マンカフカエンデなどなど。どれも個性的な作家だが、特にエンデの世界にはまった。ネバーエンディングストーリーの原作でもある「はてしない物語」は毎日少しずつ、わくわくしながら読んでいた。

エンデを読んだ後は外国のファンタジーを無性に読みたくなった。
しかし、あまりに子供っぽい作品だと内容が軽すぎて飽きてしまいそうだし、「愛」や「やさしさ」の押し売りみたいなファンタジーも困る。
そんな折、今年の春からBSでムーミンの再放送が始まった。
ムーミンはさっき言った「やさしさの押し売り」みたいなイメージがあったが、実際に見てみるとなかなかよくできたストーリーだった。
感心するところがあったので、ネットでムーミンについていろいろ調べていくと、実は小説が原作だった。ヤンソンという名のフィンランドの女流作家(元々は画家)の作品だ。

また、原作のムーミンは、アニメとはちょっと違うことがわかった。実際に読んでみると、それがはっきりわかった。日本人が知っているアニメのムーミンは、死ぬほどやさしく心が綺麗なかわいいお目々の生き物だ。ところが、原作のムーミンは口数が少ないし、アニメならやさしくふるまうところをスルーしてしまうし、全体的に一歩引いた感じのポジションにいる(笑)。それから、原作には作者の書いた押絵がいくつもあるのだが、ムーミンはそんなにかわいいもんじゃない。目は死んでるし、表情がない(笑)。何を考えているのかわからない。

ただ、僕は性格がひねくれているので、原作がちょうどいい。
原作は文庫本にして6冊くらいもある。今はその一つを読んでいる 小説と、それからムーミンについては、これからもちょくちょく触れていきたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿

おすすめ関連記事