日本は島国ということもあって、海産資源が豊富であり、独特の食文化を持っています。
その一つに、くじら肉があるでしょう。
最近はあまり食べられなくなったクジラ肉ですが、かつては豚や牛の代わりに貴重なタンパク源として食されていました。
現在も全国各地でクジラ肉は流通しており、今ではむしろ高級食材に位置づけられています。
食用のクジラはミンククジラと言う小型のクジラです。
函館周辺の海でもよく獲れるクジラです。
実は、道南には独特の食文化があり、正月にクジラを食べる風習があります。
特に、くじらの皮付き肉を使用した「くじら汁」が、正月の定番料理となっています。
くじらが正月に食べられる理由は様々あるようですが、縁起物としての意味合いが強いようです。
まずはその大きさです。大きいものが縁起物になるのは、日本では昔からよくあることです。
小型のミンククジラでも10mはあります。
また、ミンククジラは特に、小型の魚をよく食べるようです。
岸などに魚を追い詰め、捕食する姿がよくみられるようです。
ご存じの通り、北海道では漁業がさかんであります。
特に道南では、かつてニシン漁が盛んでした。
そのニシンを岸に追い詰めるということで、大量祈願の縁起物という意味合いもあったようです。
くじら汁は各家庭で料理するのが定番ですが、函館の飲食店でも食べられるようです。
以下に各店舗の情報リンクを貼っておきます。
「函館くじら屋」「そば処 ふでむら 五稜郭店」「回転寿司 まるかつ水産」
くじら汁は独特の風味がある一風変わった料理です。
函館に来た際は、機会があったら食べてみてください。
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